うちのインコが元気ない・・・原因は”見えない病気”だった【メガバクテリア】とは?

鳥の健康管理

ある日突然、うちのマメルリハが元気をなくしてしまいました。
原因は頸椎損傷か中毒症と言われていました。
現在は週に1回受診しているのですが「便検査しよう」と話しになり、検査をするとメガバクテリアが検出されました。それもかなりの量らしく…現在治療中です。

今回はインコ系の鳥に多い、メガバクテリアについて記事にします。

メガバクテリアとは?

メガバクテリアとは真菌(カビ)の仲間です。感染することで不消化便や、黒っぽい便、嘔吐などの消化器症状を引き起こします。人間でも真菌に罹ることはありますが、メガバクテリアは感染しないので安心してください (o^―^o)ニコ

・小型インコは体が小さいため進行が早く、突然死のリスクもあり。

・見た目では罹患していることが分かりづらく、慢性的に進行することが多いため、「気付いた時には重症」ということもあります。

・感染は糞便検査で発見されますが、常に検出できるとは限らず、繰り返しの検査が必要な場合もあります。

メガバクテリアを疑うサイン

・食べているのに痩せてきた

・吐く仕草がある(嘔吐)

・糞が緑~黒色っぽい 未消化の便

・羽を膨らませて、じっとしていることが多い

感染経路・症状の発症

・親鳥が吐き戻した餌をヒナに与えることで感染することが一番多いようです(垂直感染)。

・他の鳥からの接触感染や、人が間接的に持ち運ぶこともあります。

・免疫力のある健康な鳥では、感染していても無症状で経過します。

・引っ越しや環境の変化によるストレスで症状が発症すると言われています。

・鳥が高齢になったり、他の病気になった時に併発することもあります。

治療法と予防

  • 治療

・動物病院に行って抗真菌薬の投与

・治療に数週間以上掛かることもあり、成鳥になってからでは完治しないこともあります。

・再発も多いため、定期的な再検査が必要

  • 予防

・新しい鳥を迎える際は検査をする。(同じ部屋で飼育する際は結果を確認してから)

・病原菌が発見された場合は早期に治療する

・隔離飼育の検討もする

飼い主ができること

・普段から糞の色、形、量をチェック

・定期的な便などの検査

・毎日の体重測定(小動物用の細かい桁まで分かる体重計で)

・異常があれば迷わず、鳥を見られる動物病院へ

マメルリハ(インコ)に多い病気

・PBFD(羽毛・嘴異常症)
若鳥で羽が抜ける。嘴の変形

・クロストリジウム
下痢や体重減少

・疥癬
口角や足、次第に嘴・爪などが変形

体調の変化に敏感ななので、食欲や行動の変化を見逃さないことが大切。

・カンジダ症(真菌)
口の中に白い膜、食欲不振

・エンテロバクター感染症
糞の臭いがきつくなる。活気が無くなる

・メガバクテリア
文鳥でも感染例はありますが、症状の発症は少ないとのこと

文鳥は見た目に元気でも、実は体調を崩していることがあります。糞の状態チェックなどが有効です。

まとめ

今回のことでたくさんのことを学びました。
今まで鳥の保険も入らず、検査もあまりしてきませんでした。

現在うちの子は毎日の薬と、1週間に1回受診・注射をしています。
お金も時間も掛かり、鳥の負担も大変です。

・今後鳥をお迎えしたら、保険に入って検査します。何か病気があれば早期に治療をしてから保険を抜けます!(保険加入は割高感が拭えない(笑))

・インコ系は特にこの病気が多いらしいので、糞や体重には注意する。他にも種別によって、罹りやすい病気があるので症状を調べておく。

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