はじめに
”鳥が羽を膨らませたまま、じっと動かない”
文鳥やインコなど鳥を飼い始めたばかりだと、「寝ているだけ?」「様子見で大丈夫?」と判断に迷ってしまいますよね。
実は、鳥が膨らんで動かない状態は、体調不良のサインであることが多いとされています。
一方で、すぐに命に関わるケースもあれば、一時的な不調で落ち着くこともあります。
この記事では、
- 鳥が膨らんで動かないときに考えられる原因
- 今すぐ自宅でできる対処法
- 病院に行くべき判断の目安
を、飼育初心者の方にも分かりやすくまとめています。
不安を煽る内容ではありませんので、落ち着いて一つずつ確認してみてください。
鳥が「膨らんで動かない」とはどんな状態?

鳥は体調が悪くなると、羽をふくらませてじっとすることがあります。
これは単なるクセではなく、体温を保ち、エネルギー消費を抑えようとする本能的な行動です。
問題ない膨らみ
- 寝ているとき
- 羽づくろいの途中
- 一時的にリラックスしている状態
→この場合は、しばらくすると普通に動き始めます。
注意が必要な膨らみ
- 長時間じっとしたまま
- 目を閉じている時間が長い
- 声をかけても反応が鈍い
文鳥やインコでは、体調不良を隠す習性があるため、
見た目以上に具合が悪いケースもあります。
考えられる主な原因【緊急度別】

【緊急性が高い可能性がある原因】
低体温・急な冷え
鳥はとても体温が高く、少しの冷えでも体調を崩しやすい動物です。
特に、
- 夜間の冷え込み
- エアコンの風
- 冬場のケージ移動
などが引き金になることがあります。
感染症・内臓の不調
細菌や真菌(カビ)による感染症、肝臓・腎臓などの内臓疾患では、
- 膨らんだまま動かない
- 食欲がない
- フンの状態が変わる
といった症状が見られることがあります。
中毒の可能性
テフロン加工のフライパン、殺虫剤、芳香剤など、
鳥にとって有害なものを吸い込んでしまうと、急激に元気がなくなることがあります。
うちのメルちゃん(マメルリハ)が調子悪くなったときのことをここにまとめています
【比較的よくある原因】
- 環境の変化によるストレス
- 食欲不振や軽い消化不良
- 換羽期による体力低下
- 卵がある
この場合でも、膨らんで動かない状態が長く続くなら注意が必要です。
うちの文鳥もよく卵を産んでしまいます。その時の様子をこちら。
【緊急性が低い場合もある状態】
- 寝起きでぼんやりしている
- 室温が少し低い
- 換羽中で眠る時間が多い
時間が経っても回復しないかどうかが判断のポイントになります。
今すぐ自宅でできる対処法
① まずは保温する(最優先)
鳥に何かあったとき「とりあえず保温」と言われることが多いですが、
それにははっきりとした理由があります。
鳥は体調が悪くなると、自分で体温を維持する力が弱まります。
体温が下がると、さらに元気がなくなり、回復に必要なエネルギーも奪われてしまいます。
そのため、保温によって
- 体力の消耗を防ぐ
- 内臓の働きを助ける
- 回復しやすい状態を作る
という効果が期待できます。
目安温度:25〜30℃
- ペットヒーターやエアコンを使用
うちで使用しているヒーターはこちら - 直接風が当たらないよう注意
- 急激に温めすぎない
② 静かな環境を作る
- 放鳥は中止
- 話しかけすぎない
- 明るすぎない照明
刺激を減らすことで、鳥が休める状態を作ります。
③ 食事と水の確認
- エサを少しでも食べているか
- 水を飲めているか
無理に口に入れようとする必要はありません。
病院に行くべき判断の目安

すぐ受診を考えたいサイン
- 半日以上ほとんど動かない
- 膨らんだまま目を閉じている
- エサを全く食べない
- フンの量・色・状態が明らかにおかしい
これらが重なる場合は、早めに鳥を診られる病院へ相談しましょう。
様子見ができる可能性
- 数時間で動きが戻る
- 食欲がある
- 反応がしっかりしている
ただし、「おかしい」と感じた直感は大切です。
迷ったときは受診を選んで問題ありません。
よくある疑問
Q. 一晩様子を見ても大丈夫?
状態が軽く、食欲がある場合は様子見できることもありますが、悪化するならすぐ受診を。
Q. 触って確認していい?
必要最小限にし、無理に触らないようにしましょう。
まとめ
鳥が膨らんで動かない状態は、体調不良のサインであることが多いです。
まずは落ち着いて保温・環境・食事を確認し、回復の兆しがない場合は病院を検討しましょう。
初心者の方でも、正しい知識があれば冷静に対応できます。
この記事が、あなたと鳥の安心につながれば幸いです。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
実際の治療や対応については獣医師にご相談ください。

