文鳥・インコ共通|体調管理を考えたシードの正しい与え方
はじめに
鳥の餌として昔から親しまれている「シード」。
食いつきが良く、飼い主にとっても扱いやすい一方で、
「シードだけで大丈夫?」「体に悪くない?」と不安になる方も多いと思います。
この記事では、文鳥・インコ共通で
シードを主食として与える場合に、体調管理の視点から知っておきたいポイントを中心に解説します。
シードとはどんな餌?
シードとは、穀物や植物の種子を中心とした餌です。
鳥が殻をむいて食べるという行動そのものも含め、自然に近い食事といえます。
シードのメリット
- 食べてくれやすい
- 精神的な満足感が高い
- お迎え直後でも与えやすい
シードの注意点
- 栄養が偏りやすい
- 好きな種だけ選んで食べやすい
- 与え方次第で体調に影響が出る可能性がある
殻付きシードと殻なしシードの違い
シードには殻付きと殻無しがあります。こちらの違いについても確認しましょう。
殻付きシード(基本はこちら)
殻付きシードは、鳥が自分で殻を割って中身を食べます。
メリット
- 食べるスピードが自然
- 運動・ストレス発散になる
- 食べ過ぎを防ぎやすい
デメリット
- 食べた量が分かりにくい
- 殻が散らかる
👉 健康な成鳥では、基本は殻付きシードがおすすめ
殻なしシード
最初から中身だけになっているシードです。
デメリット(重要)
- 食べ過ぎやすい
- 満腹中枢が刺激されにくい
- 太りやすくなりやすい
そのため、日常的な主食には向きにくいです。
それでも殻なしシードが必要な時
殻なしシードが役立つ場面もあります。
- 病後や体力が落ちている時
- 殻を割る力が弱くなったシニア期
- 一時的に体重を戻したい時
👉 **「常用」ではなく「一時的なサポート」**として使うのがポイントです。
雛の頃はアワ玉などの殻無しの物を使用します。基本的には殻付きのシードの方が鳥たちも嬉しそうに食べます。剥く楽しさがあるのでしょうね。
シードに含まれる主な種と特徴
シードには何種類もの種子が含まれます。代表的なものだけ紹介します。
カナリアシード
- シードのベースになりやすい
- 比較的低脂肪
- 文鳥・インコともに使いやすい
ヒエ・粟(赤粟・白粟)
- 消化しやすい
- エネルギー源として優秀
- シードミックスに欠かせない存在
オーツ麦
- 食物繊維が多い
- 腸内環境のサポートに
- 与えすぎには注意
えごま
- 脂質が多い
- 換羽期や体力消耗時に少量向く
- 常用は避けたい種
副食として与える「種」について
市販のシードミックスに含まれない種を、
副食として少量補う考え方もあります。
フォニオパディ(フォニオ)
- 非常に粒が小さい
- 消化が良い
- 換羽期・病後・体力低下時に向く
👉 主食ではなく「補助的な種」として使うのが基本です。
キヌア
- タンパク質が比較的豊富
- 少量で十分
- 体調管理目的での副食向き
粟玉について
- 雛の挿し餌や離乳期に使用されることが多い
- 成鳥の主食には向かない
大人の鳥に与えるなら
- 病後で食欲が落ちている時
- 一時的に栄養を取りやすくしたい時
👉 日常的に与えるものではないと考えておくと安心です。
好きな種だけ食べてしまう時の対策
シード飼育でよくある悩みが「選り好み」です。
自宅で実践している方法
- シードを吹いて殻や軽い種を飛ばす
- その後にシードを追加する
こうすることで、
好きな種の比率が下がり、偏りにくくなります。
最初鳥を飼育し始めた頃は、いつも餌を入れ替えていました。そのときに「いつも同じ餌だけ殻になってるな…」と気付きました。そこから吹いて殻を飛ばして、追加することによって比率が調整するようにしました。鳥もバカではないので、好きな物が無くなれば、次に好きな物…と別の物を食べます。
鳥業界では、カナリアシードばかり食べると”太りやすい”、”発情の原因になる”と聞くことが多いですよね。うちではあまり感じたことはありませんが、カナリアシードは皆が夢中になって食べています。与えない家庭もあるようですが、禁止にするのではなく、程よく与えてみては?と思います。
シード+副食という考え方
シードだけでは不足しやすい栄養は、副食で補います。
与えやすい副食の例
- 豆苗
- 小松菜
- チンゲン菜
- 果物(少量)
- ボレー粉(特に産卵するメス)
👉 副食は「毎日必ず」ではなく、体調を見ながら調整します。
産卵(無精卵)を産んでいる文鳥の対処法はこちらの記事でまとめています
年齢・体調に合わせた考え方
鳥の健康状態によっても、餌は調整する必要があります。
年を取ってから新しい物に慣れさせるのも難しいので、
若いときから慣れさせるのも必要です。
元気な成鳥
- 殻付きシード+副食
- 体重・フン・元気を定期チェック
換羽期・体力を使う時期
- 消化の良い種を意識
- 副食を少し充実
シニア期に向かう前に
- 食事の選択肢を増やしておく
- 将来的に殻なしや他の餌に慣れる準備
👉 無理に切り替える必要はありませんが、
「選択肢を持たせておく」ことはおすすめです。
ペレットについて(簡単に)
ペレットは栄養バランスが整った餌です。
シードとは考え方が異なるため、別記事で詳しく解説します。
👉 シードとペレット、どちらが正しいではなく
「この子に合っているか」が一番大切です。
まとめ

- シードは与え方次第で健康管理ができる
- 基本は殻付き、殻なしは必要な時だけ
- 副食と組み合わせて栄養を補う
- 年齢や体調に合わせて柔軟に考える
シードの内容で文字数が多くなってしまったので、次の記事でペレットについてまとめます。
うちで使用しているシードです。インコ用もあります。(Amazonリンク)
