はじめに
「ある日、うちの文鳥が卵を産んでいました。でもオスはいないのに…これって大丈夫??」
そんな驚きと不安を感じたことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実は、文鳥はオスが居なくても、ニワトリの様に無精卵を産むことがあります。今回はその理由と、産卵をやめさせるためにできること、産んでしまった後の対応まで、文鳥と暮らす上で大切な情報をまとめました。
マメルリハなどのインコも産卵することはあります。しかしうちのマメルリハは今のところ産卵したことはありません。文鳥のことを基本的にまとめていますが、他の鳥さんと共有できることもあるので是非、目を通してください。(白文鳥のぷーちゃんについて)
無精卵を産んでしまう理由とは?
文鳥が無精卵を産むのには、いくつかの要因があります。
- 発情期によるホルモンの変化
日照時間が長くなったり、気温が上がる春先などは、文鳥にとっての”繁殖シーズン”。発情期に入ると、オスがいなくても卵を産むことがあります。 - 飼育環境やスキンシップの影響
手乗りのメス文鳥は、飼い主をパートナーと認識することも。過度なスキンシップや声掛けが、発情を促してしまう場合があります。 - 巣材や巣箱の存在
ティッシュや布、巣箱など、巣作りに適したものがあると「ここで子育てできそう!」と勘違いして発情が加速することもあります。 - 栄養状態の良さ
たっぷりの栄養がある(高たんぱく、高カロリー)=繁殖に適している環境と認識しやすくなります。
無精卵を産ませないための対策
文鳥にとって卵を産むことは、体に大きな負担がかかる行為です。産卵を繰り返すと、卵詰まりやカルシウム不足、体力低下などの健康リスクも。なるべく防ぎたいところです。
- 日照時間を調整する
自然界では、日照時間の長さが発情のスイッチになります。照明を付けっぱなしにせず、1日10時間以内の明るさに留めるようにしましょう。 - 過度なスキンシップを控える
可愛くてつい触れたくなりますが、発情期にはあえて距離を取ることも大切です。特に背中やお尻周辺は発情を促しやすい部分なので注意。 - 巣材や巣箱を撤去する
発情のきっかけになるものは極力取り除いて、シンプルな環境にしておきましょう。 - 食事管理で発情を抑える
高たんぱく・高カロリーなシードやおやつを控え、主食やペレットを中心に。青菜などは適度に与え、体重管理も意識しましょう。
産んでしまった場合の対処法
すでに無精卵を産んでしまったら、以下のように対処しましょう。
- 卵はすぐに捨てない
すぐに取り上げると、「まだ産まないといけない」と思って何個も産み続けてしまうことがあります。偽卵を使って抱卵させる→数日後にまとめて処分といて方法もあります。 - 抱卵に付き合ってあげる
本人が抱きたがっているなら、数日だけ付き合ってあげましょう。ただし2週間以上続く場合や、食欲が落ちている場合は獣医師に相談を。 - 体調の変化に注意する
産卵後は特に体力を消耗しています。元気が無い、羽を膨らませてじっとしている。糞が異常に大きいなどが見られたら、すぐに病院へ。

まとめ
文鳥が無精卵を産むのは珍しいことではありませんが、体には大きな負担がかかっています。愛鳥を守るためにも、”発情させない環境づくり”と”適切な対処”がとても大切です。
飼い主さんが意識して少し環境を整えてあげるだけで、産卵の頻度はぐっと下がることがあります。無理のない範囲で、できることから始めてくださいね。
うちの文鳥の話
うちの文鳥は外の環境に合わせて日照時間を調整しています。冬場はずっと寝てることになりかねないので、夜は長めに電気を付けていたりします。
普段の行動で落ち着きが無くなってくるなど、産卵するのかな?と感じると、放鳥中は触り過ぎないようにします。また逆に産みやすくするために沢山放鳥します。卵詰まりが一番怖いです。
卵を産んだあとは偽卵を入れておきます。産んだ卵も置いていますが、すぐに割ります…
