文鳥を飼い始めて1〜3年ほど経つと、
ある時期に急に毛(羽)がごっそり抜け、元気がなくなることがあります。
「病気では?」
「このまま大丈夫なの?」
と不安になりますが、これは**換羽(かんう)**と呼ばれる生理現象によるものがほとんどです。
うちでも個体差はかなりありますが、体調を崩す子もいます。(文鳥についてはこちらから)
記事の最後に換羽中の画像を載せています。
この記事では、文鳥の換羽の仕組みから、体調が悪そうに見える理由、飼い主ができる対応法までをまとめます。
文鳥はなぜ換羽をするのか?
換羽とは、古くなった羽を新しい羽に生え変わらせるための自然な仕組みです。
羽は毎日使われるため、時間とともに傷み、保温や飛行の効率が落ちていきます。
そのため文鳥は、定期的に羽を抜き替えて、体を良い状態に保とうとします。
人間で言えば、
全身の衣服を一度に作り直しているような状態です。
当然、体には大きな負担がかかります。
文鳥の換羽の時期はいつ頃?
文鳥の換羽は、主に以下の時期に見られます。
- 春〜初夏
- 夏の終わり〜秋
年に1回の子もいれば、2回はっきり換羽が出る子もいます。
また、
- 期間が短い子
- だらだら長引く子
- 一気に毛が抜ける子
など、個体差が非常に大きいのも特徴です。
換羽中に体調が悪そうに見える理由
換羽中の文鳥によく見られる変化には、次のようなものがあります。
- 毛(羽)が大量に抜ける
- 体を膨らませている時間が増える
- 元気がない
- 食欲が落ちる
- よく眠る
これは病気ではなく、換羽によって体力や栄養を大量に使っているためです。
羽を作り直すには、想像以上のエネルギーが必要になります。
そのため、普段より活動量が落ちたり、少ししんどそうに見えるのは珍しくありません。
毛がたくさん抜けても病気とは限らない
換羽期になると、
- ケージの床に羽が大量に落ちる
- 一気にスカスカになったように見える
といった状態になることがあります。
初めて見ると驚きますが、
血が出ていない・皮膚がただれていない場合は、ほとんどが正常な換羽の範囲内です。
特に文鳥は、
「そんなに抜ける?」と思うほど一気に換羽が進む子もいるため、見た目だけで病気と判断しないことが大切です。
換羽中に元気がない・食欲がないのは普通?
換羽中は、
- じっとしている
- 放鳥してもあまり動かない
- 食べる量が少し減る
といった様子が見られることがあります。
これも多くの場合、換羽による一時的な不調です。
無理に食べさせたり、活発にさせようとする必要はありません。
「いつもより静かだな」程度に受け止めて問題ないことがほとんどです。
換羽中に飼い主ができる家庭でのケア
① 保温を意識する
羽が抜けると、体温を保ちにくくなります。
- 室温をやや高めに保つ
- 風が直接当たらない場所にケージを置く
「少し暖かいかな?」くらいを目安にすると安心です。
② 食事量が減っても焦らない
換羽中は、食欲が多少落ちることがあります。
- 無理に食事内容を変えない
- 普段食べているものをそのまま用意する
大切なのは、食べているかどうかより、極端に減り続けていないかを見ることです。
③ できるだけ静かに過ごさせる
換羽中は体力を消耗しています。
- 放鳥時間は短め
- 触りすぎない
- 無理に構わない
飼い主としては何かしてあげたくなりますが、
「そっとしておく」ことが一番のケアになる場合も多いです。
念のため病院を考えたいサイン(軽く)

以下のような場合は、換羽以外の不調が重なっている可能性もあります。
- 換羽が終わっても元気が戻らない
- 体重が明らかに減り続けている
- 下痢が長く続く
- 羽の抜け方が不自然で、地肌が目立つ
ただし、換羽中=すぐ病院ではありません。
様子を見ながら、いつもと違う点が続くかどうかを判断しましょう。
まとめ:換羽中は「少し元気がないくらい」が普通
文鳥の換羽期は、
- 毛が大量に抜ける
- 元気がなくなる
- 食欲が落ちる
といった変化が出やすい時期です。
多くの場合、それは病気ではなく、
体が頑張って羽を作り替えているサインです。
飼い主にできることは、
- 温度管理
- 静かな環境
- 焦らず見守ること
「いつもより少しだけ気にかけてあげる」
それくらいの距離感で、文鳥の換羽期を乗り切ってあげてください。
うちのシルバー文鳥はこんなに見た目が変わってしまいます。
この時期は怠そうにしています。
辛いですが、そっと見守ることしかできません。
ここまで見てくださってありがとうございました。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。
実際の治療や対応については獣医師にご相談ください。



