文鳥をお迎えしたら、やっぱり「手に乗ってくれる可愛い姿」を見たいですよね。
しかし実際には、雛の頃は甘えてくれるのに、青年期で急に逃げるようになったり、成鳥をお迎えしったらなかなか懐かない…と悩む飼い主さんも多いです。
大前提として、一羽飼いが一番懐くと思います。しかし多頭飼いでも懐くことはあります。
そこで今回は、文鳥の月齢ごと(雛・青年期・成鳥)の特徴に合わせた接し方をまとめました。
初心者の方でも実践できる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
雛の頃(生後0~2か月)/人を「仲間」と認識してもらう時期

文鳥の雛はまだ親鳥や人に強く依存する時期です。
この時期の接し方次第で、後々の懐きやすさが大きく変わります。
ポイント
- 手から挿し餌を与える
→人の手からご飯をもらうことで、「手=安心・信頼できる存在」と覚えてくれます。 - 声をかけながらお世話する
→雛の頃から人の声に慣れさせると、呼んだ時に寄って来るようになります。 - 無理に掴まず、そっと触れる
→怖い思いをさせると、後々「手=怖いもの」と認識されてしまうので注意が必要です。 - 放鳥が短時間でもOK
→手や方に乗る体験をさせることで、「人の傍は安心できる」と自然に覚えていきます。
*体験談*
さし餌をするときは手の上に乗せて、さし餌をしていました。
鳥かごから外に出す回数は、頻回短時間で行ってました。
青年期(生後3~6か月)/反抗期に見える時期

文鳥の青年期は、人間でいう思春期にあたります。
急に手を嫌がったり、噛んだり、逃げ回ったりすることもあります。
これは正常な発達の一部なので、焦らずに付き合いましょう。
ポイント
- 嫌がるときは無理に触らない
→距離をとりつつ、「そばにいても安心」と感じさせるのが大切です。 - おやつやシードを手から与える
→手を避けがちな時期でも、「手からは美味しいものが貰える」と覚えれば信頼を得れます。 - 決まった時間に接する習慣を作る
→毎日少しずつ同じリズムで接すると、文鳥が安心しやすいです。 - 叱らない・怖がらせない
→この時期にネガティブな経験をすると、「人=怖い」と覚えてしまい、関係が戻りにくくなります。
*体験談*
換羽期はいつも反抗期のようになります。飼い主は理不尽な扱いを受けますが我慢しましょう!
この時期は個体差が大きいです。
成鳥(7か月~)

ポイント:習慣化と安心感でさらに深い信頼関係を築ける
- 放鳥時は「必ず人のそばで過ごせるように」環境を作る
- 餌やりや掃除のときも必ず声をかけて安心感を与える
- 手や肩で過ごす時間を大切にする
- 根気強く手から餌を与え続けることで、成鳥からでも懐く可能性あり
- 日々のスキンシップが「絆」となり、甘えてくれるようになる
*体験談*
昔ペットショップで残っていた桜文鳥をお迎えしたことがあります。人間に全く懐いていませんでした。しかし毎日外に出して遊んだり、手から餌を与えたり、根気強く関わっていたら懐きました。
手の平で餅になることはありませんでしたが、手乗りになり、放鳥中はずっと人の周りにいる可愛い子でした。
成長からお迎えをすると懐かないこともあります。しかし根気強く関わっていきましょう。
まとめ
・雛期はスキンシップの黄金期
たくさん触れ合ってベタ慣れになってもらいましょう
・青年期は信頼を試される時期
一番繊細な時期です。飼い主の我慢も試されています。
・成長期は習慣と安心感で深まる関係
月齢ごとの特徴を理解し、焦らずゆっくり接するのが懐いてもらう最大のコツ。

昔うちで飼っていた桜文鳥です。
成鳥でお迎えしましたが、手乗りになりました。